こんにちは!
このブログは主にピアノを学ぶお子さんをサポートする親御さんに向けて、家庭での音楽学習について発信しています。
今日はピアノを始めたばかりのお子さんにぴったりな音楽の基礎、「音階(スケール)」についてお話しします。
音階って聞いたことありますか?
音階とは、音の高さが順番に並んだもののことを言います。
ピアノで言うと、ドレミファソラシドがその代表的な例です。
例えば「キラキラ星」を弾くときに使うドレミファソラシド、これが音階です。
この音の並びがあるからこそ、曲が成り立ちます。
音階を理解することで、曲を作ったり、弾いたりするのがもっと楽しくなるんですよ。
音階の役割:音楽の基礎を築く理由
音階は音楽の土台と言えます。
なぜかというと、ほとんどの曲は音階を元にして作られているからです。
音階があることで、音楽に一定のルールやパターンが生まれ、聞く人に心地よい響きを与えるのです。
例えば「ハッピーバースデー」を弾くときも音階が使われています。
ドレミファソラシドの音階を使うことで、私たちが知っているあのメロディーが生まれるのです。
音階がないと曲がバラバラになってしまい、まとまりのある音楽を作るのは難しくなります。
メジャースケールの基本を学ぶ
ドレミファソラシドの並び方とその意味
ではまずメジャースケール(長音階)について学びましょう。
ピアノで言うと、「ドレミファソラシド」がメジャースケールの一例です。
メジャースケールの並び方には一定のルールがあります。
ドから次の高いドまで、音と音の間には「全音」と「半音」があります。
全音は隣り合う音から2つ分のキーを飛ばす間隔のことで、半音は隣り合う音1つ分のキーの間隔のことを言います。
具体的には、次のように並びます:
・「ド」から「レ」までは全音
・「レ」から「ミ」までは全音
・「ミ」から「ファ」までは半音
・「ファ」から「ソ」までは全音
・「ソ」から「ラ」までは全音
・「ラ」から「シ」までは全音
・「シ」から「次のド」までは半音
このように、メジャースケールは「全全半全全全半」のパターンで構成されています。
メジャースケールの特徴:明るく楽しい音色
メジャースケールのもう一つの特徴は、その明るく楽しい音色です。
この音階を使った曲は、元気で楽しい気分にさせてくれます。
例えば「キラキラ星」や「メリーさんのひつじ」はメジャースケールを使った曲です。
試しにお子さんと一緒に「ドレミファソラシド」をピアノで弾いてみてください。
明るく、ハッピーな気分になるのを感じられるでしょう。
メジャースケールを使うことで、楽しい曲がたくさん作れるようになります。
マイナースケールの基本を学ぶ
ラシドレミファソラの並び方とその意味
次にマイナースケール(短音階)についてお話ししましょう。
ピアノで言うと「ラシドレミファソラ」がマイナースケールの一例です。
このラシドレミファソラの並び方も、メジャースケールと同じように「全音」と「半音」の組み合わせで成り立っています。
マイナースケールにも一定の並び方のルールがあります。
ラ(A)から次のラ(A)までの音の間隔を見てみましょう。
具体的には、次のように並びます:
・「ラ」から「シ」までは全音
・「シ」から「ド」までは半音
・「ド」から「レ」までは全音
・「レ」から「ミ」までは全音
・「ミ」から「ファ」までは半音
・「ファ」から「ソ」までは全音
・「ソ」から「次のラ」までは全音
このように、マイナースケールは「全半全全半全全」のパターンで構成されています。
マイナースケールの特徴:しっとりとした音色
マイナースケールの特徴は、そのしっとりとした音色です。
この音階を使った曲は、少し切ない感じや静かな雰囲気を持っています。
例えば「小さい秋みつけた」や「さくらさくら」はマイナースケールを使った曲です。
試しにお子さんと一緒に「ラシドレミファソラ」をピアノで弾いてみてください。
メジャースケールとは違う、しっとりとした気分になるのを感じられるでしょう。
マイナースケールを使うことで、感情豊かな曲がたくさん作れるようになります。
メジャースケールとマイナースケールの違いを探る
音の高さで区別する方法
では、メジャースケールとマイナースケールの違いについて見ていきましょう。
まず音の高さ(ピッチ)で区別する方法です。
メジャースケールは、基本的に高くて明るい音が特徴です。
逆にマイナースケールは、少し低めで暗い音が特徴です。
例えば、「ドレミファソラシド」と「ラシドレミファソラ」を交互に弾いてみると、音の高さや響きが違うことに気づくでしょう。
この違いを感じ取ることで、どちらのスケールを使っているのかがわかります。
音程でも、似たような長音程と短音程がありましたね!
音の響きで長調と短調を聞き分ける事ができます。
子どもと聞いた感じで違いを感じ取って体感しよう
もう一つの違いを感じ取る方法は、実際に聞いたときの感覚です。
メジャースケールを聞くと、明るくて元気な気分になります。例えば、晴れた日に散歩をしているような感じです。
一方、マイナースケールを聞くと、少し悲しい気分やしっとりとした感覚になります。例えば、雨の日に窓の外を眺めているような感じです。
お子さんと一緒に、いろんな曲を聞き比べてみてイメージを伝えあいましょう。
メジャースケールとマイナースケールの違いを感じ取りやすくなります。
まずは全音と半音の音を聴き比べて、明るいね!悲しいね。など話してみてください。
その後に長音程、短音程、長音階、短音階と続けて明るいイメージと暗いイメージがある事を確認しましょう。最初は難しいですが、きっと慣れると間隔を掴めてくると思います。
知っている曲で、転調してみるとまた違いがはっきりして面白いです。
以下の記事で試す方法も記載しているので見てみてください😊
その違いを感じることで、音楽の幅が広がり、より深く音楽を楽しむことができるようになります。
まとめ
音階とスケールの基礎知識について、メジャースケールとマイナースケールの違いを学びました。
メジャースケールは「全全半全全全半」のパターンで明るく元気な音色を持ち、マイナースケールは「全半全全半全全」のパターンでしっとりとした音色が特徴です。
音の高さや聞いた感じでこれらのスケールを区別することで、子供たちは音楽の幅広さを理解し、ピアノをもっと楽しむことができます。
音楽の世界が広がることで、ピアノ演奏がより楽しく、魅力的なものになるでしょう。
お子さんと一緒に、いろんな曲を弾いたり聞いたりして、音楽の楽しさをぜひ共有してください!
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