こんにちは！
このブログは主にピアノを学ぶお子さんをサポートする親御さんに向けて、家庭での音楽学習について発信しています。
ピアノを始めるなら、まずは音名を覚えることが大切です。
初めに覚える音名はドレミファソラシドではないでしょうか？
実はドレミファソラシドはイタリア語の音名です。
この記事では、各国で異なる音名をご紹介します。
ピアノを学んでいくと様々な国の音名が出てきますので、海外の音名も覚えてマスターしましょう！
海外の音名を見てみよう
まず音名とは、音楽の音を表す名前のことです。
ピアノの場合、基本的な音名は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7つです。
これらは「C・D・E・F・G・A・B」とも呼ばれます。
そして、ドイツ音名では「C・D・E・F・G・A・H」と呼ばれます。
音名には、イタリア語、日本語、英語、ドイツ語がよく出てきます。それぞれの読み方を表にまとめました。
| イタリア語 (読み方) | 日本語 (読み方) | 英語 (読み方) | ドイツ語 (読み方) |
|---|---|---|---|
| Do (ド) | ハ (ハ) | C (シー) | C (ツェー) |
| Re (レ) | ニ (ニ) | D (ディー) | D (デー) |
| Mi (ミ) | ホ (ホ) | E (イー) | E (エー) |
| Fa (ファ) | ヘ (ヘ) | F (エフ) | F (エフ) |
| Sol (ソ) | ト (ト) | G (ジー) | G (ゲー) |
| La (ラ) | イ (イ) | A (エー) | A (アー) |
| Si (シ) | ロ (ロ) | B (ビー) | H (ハー) |
ここで何か気づきませんか？
日本語はイロハニホヘトのいろは順、英語とドイツ語はアルファベット順の3番目から始まってるね!
なぜ音名はCから始まるの？
音名がC（ハ）から始まる理由は、古代の音楽理論に関係しています。
中世ヨーロッパでは、「A（イ）」から始まる音階（ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ）がよく使われいましたのが、時代とともに「C（ハ）」から始まる音階（ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ）が主流に変化したという事です。
昔はラから始まる音階がよく使われてていたからラがAなんですね！
そのため、今では「C（ハ）」から始まる音階が標準とされています。
シャープとフラットの仕組みを簡単に理解しよう
次にシャープとフラットについてです。
シャープは音を半音上げる記号で、フラットは音を半音下げる記号です。
ピアノの黒い鍵盤がシャープやフラットに対応しています。
例えばドの右隣にある黒い鍵盤は「ドシャープ（C#）」と呼ばれます。
同じようにレの左隣にある黒い鍵盤は「レフラット（Db）」です。
このように、シャープとフラットを使って音の高さを調整します。
シャープとフラットの音名と読み方
今度は各4国のシャープとフラットの音名と読み方を見てみます。
少し難しい様な気もしますが、慣れれば覚えられると思います！
イタリア語では、シャープはディエシス、フラットはベモッレといいます。
ドイツ音名では、シャープは「is」を付け、フラットは「es」を付けて表現します（例：Fis、Ges）。
| イタリア語 (読み方) | 日本語 (読み方) | 英語 (読み方) | ドイツ語 (読み方) |
|---|---|---|---|
| Do diesis (ド ディエシス) | 嬰ハ (エイ ハ) | C♯ (シーシャープ) | Cis (ツィス) |
| Re diesis (レ ディエシス) | 嬰ニ (エイ ニ) | D♯ (ディーシャープ) | Dis (ディス) |
| Mi diesis (ミ ディエシス) | 嬰ホ (エイ ホ) | E♯ (イーシャープ) | Eis (アイス) |
| Fa diesis (ファ ディエシス) | 嬰ヘ (エイ ヘ) | F♯ (エフシャープ) | Fis (フィス) |
| Sol diesis (ソ ディエシス) | 嬰ト (エイ ト) | G♯ (ジーシャープ) | Gis (ギス) |
| La diesis (ラ ディエシス) | 嬰イ (エイ イ) | A♯ (エーシャープ) | Ais (アイス) |
| Si diesis (シ ディエシス) | 嬰ロ (エイ ロ) | B♯ (ビーシャープ) | His (ヒス) |
| Do bemolle (ド ベモッレ) | 変ハ (ヘン ハ) | C♭ (シーフラット) | Ces (ツェス) |
| Re bemolle (レ ベモッレ) | 変ニ (ヘン ニ) | D♭ (ディーフラット) | Des (デス) |
| Mi bemolle (ミ ベモッレ) | 変ホ (ヘン ホ) | E♭ (イーフラット) | Es (エス) |
| Fa bemolle (ファ ベモッレ) | 変ヘ (ヘン ヘ) | F♭ (エフフラット) | Fes (フェス) |
| Sol bemolle (ソ ベモッレ) | 変ト (ヘン ト) | G♭ (ジーフラット) | Ges (ゲス) |
| La bemolle (ラ ベモッレ) | 変イ (ヘン イ) | A♭ (エーフラット) | As (アス) |
| Si bemolle (シ ベモッレ) | 変ロ (ヘン ロ) | B♭ (ビーフラット) | B (ベー) |
イタリア、ドイツ、英語の音階の読み方について
音階の読み方についても見てみましょう。
それぞれの音階の名前をイタリア語、日本語、英語、ドイツ語で表にまとめました。
| イタリア語 (読み方) | 日本語 (読み方) | 英語 (読み方) | ドイツ語 (読み方) |
|---|---|---|---|
| Maggiore (マッジョーレ) | 長調 (ちょうちょう) | Major (メイジャー) | Dur (デュア) |
| Minore (ミノーレ) | 短調 (たんちょう) | Minor (マイナー) | Moll (モル) |
まとめ
子供と一緒にピアノを学ぶのは、とても楽しい経験です。
音名を覚えることはその第一歩です。
理論を学び始めると海外の音名も覚える必要が出てきます。
今回はこのブログでもたまに使うことがあるので、良かったら覚えてみてください！
少しずつ学んでいけば、きっと覚えられます😊
音楽の世界を一緒に楽しんでいきましょう！
ピアノを学ぶための基本的な知識やテクニックについてご紹介します。
子供たちがピアノを学ぶために役立つ、ピアノ以外の基礎知識について紹介します。
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