長調と短調の一覧とその違いの見分け方:音階と調号のルール

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このブログは主にピアノを学ぶお子さんをサポートする親御さんに向けて、家庭での音楽学習について発信しています。

おっぴー
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長調と短調って聞いた事はあるけど、それを理解する事でどんなメリットがあるの?と思った事はありませんか?

長調と短調の違いを理解することは、音楽をより深く楽しむための大きなステップです。

この記事では、長調と短調を見分けることのメリットと、その方法についてわかりやすく解説します。

おっぴー

元プログラマのおっぴーです。
年長のこどもがピアノコンクールで金賞を受賞しました。
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長調と短調を見分けるメリット

感受性豊かな演奏力を育てる

まず長調と短調を見分ける力を身につけると、お子さんの演奏に対する感受性が格段にアップします。

長調の曲は一般的に明るく楽しい雰囲気を持ち、短調の曲はどこか悲しげで切ない感じを持っています。

例えば「ドレミの歌」を弾くと、明るく元気な気持ちになりますよね。

一方「さくらさくら」はしっとりとした雰囲気で、感情に訴えかけるものがあります。

この違いを感じ取ることで曲に込められた感情をより深く理解し、それを演奏に反映させることができるようになります。

曲を楽しむための演奏技術向上

長調と短調を理解することは、演奏技術の向上にもつながります。

例えば長調の曲では明るい音を出すために力強く、はっきりとしたタッチが求められることが多いです。

一方、短調の曲では柔らかく繊細なタッチが必要になることが多いです。

こうした違いを理解しそれに応じた演奏技術を身につけることで、表現の幅が広がります。

具体的にはCメジャー(ハ長調)のスケールを練習するときと、Aマイナー(イ短調)のスケールを練習するときでは、ダイナミクス(強弱)が少し異なります。

このように調性に応じた演奏技術を習得することで、より豊かな表現力を持つことができます。

理論的な理解で自信を持って演奏

音楽理論を理解することは、演奏に対する自信を深めることにもつながります。

長調と短調を見分けることで和音の構造やスケール(音階)の組み立て方など、音楽の基本的な構造を理解することができます。

例えばCメジャーの曲ではC(ドミソ)、F(ファラド)、G(ソシレ)の和音がよく使われますが、Aマイナーの曲ではD(レファラ)、E(ミソシ)、A(ラドミ)の和音が頻繁に出てきます。

これを理解していると楽譜を見たときに、どのような和音進行が予測されるかがわかり、演奏する際の不安が減ります。

理論的な理解を深めることで、楽譜を読む力や、初見演奏の力も向上します。

子供でもできる!曲の長調と短調を見分けるシンプルな方法

主音の見つけ方とその重要性

では実際に長調と短調を見分ける方法について見ていきましょう。

まずは「主音」を見つけることが大切です。

主音とは、その曲の中心となる音のことです。

例えばCメジャーの曲ではCが主音、Aマイナーの曲ではAが主音になります。

曲の最後の音や、最後の和音が主音であることが多いので、そこから調性を判断するのが基本です。

調号のルールで音階を見つける

次に、楽譜の調号をチェックしましょう。

調号とは、楽譜の最初に書かれている♯(シャープ)や♭(フラット)の記号のことです。

シャープとフラットの増加順を使って音階を見つける方法を紹介します。

シャープの増加順

シャープが増えていく順番はF♯, C♯, G♯, D♯, A♯, E♯, B♯です。

ファドソレラミシと覚えます。

シャープの調号が増えるごとに、その調の主音は最後のシャープの1音上になります。

具体例:

シャープ1つ(F♯):
最後のシャープF♯の1音上はG → Gメジャー

シャープ2つ(F♯, C♯):
最後のシャープC♯の1音上はD → Dメジャー

シャープ3つ(F♯, C♯, G♯):
最後のシャープG♯の1音上はA → Aメジャー

フラットの増加順

フラットが増えていく順番はB♭, E♭, A♭, D♭, G♭, C♭, F♭です。

シミラレソドファと覚えます。

フラットの調号が増えるごとに、その調の主音は最後のフラットの4音下になります。

具体例:

フラット1つ(B♭):
最後のフラットB♭の4音下はF → Fメジャー

フラット2つ(B♭, E♭):
最後のフラットE♭の4音下はB♭ → B♭メジャー

フラット3つ(B♭, E♭, A♭):
最後のフラットA♭の4音下はE♭ → E♭メジャー

平行調を使って簡単に理解する

長調と短調には「平行調」という関係があります。

平行調は、同じ調号を持つ長調と短調の組み合わせを指します。

例えば、CメジャーとAマイナーは平行調です。

これはCメジャーの音階とAマイナーの音階が同じ音を使っているためです。

Cメジャー(ハ長調)

Aマイナー(イ短調)

この平行調の関係を理解することで、長調と短調をより簡単に見分けることができます。

平行調の一覧

長調 (メジャー)短調 (マイナー)調号
CメジャーAマイナー調号なし
GメジャーEマイナー♯1 (F♯)
DメジャーBマイナー♯2 (F♯, C♯)
AメジャーF♯マイナー♯3 (F♯, C♯, G♯)
EメジャーC♯マイナー♯4 (F♯, C♯, G♯, D♯)
BメジャーG♯マイナー♯5 (F♯, C♯, G♯, D♯, A♯)
F♯メジャーD♯マイナー♯6 (F♯, C♯, G♯, D♯, A♯, E♯)
C♯メジャーA♯マイナー♯7 (F♯, C♯, G♯, D♯, A♯, E♯, B♯)
FメジャーDマイナー♭1 (B♭)
B♭メジャーGマイナー♭2 (B♭, E♭)
E♭メジャーCマイナー♭3 (B♭, E♭, A♭)
A♭メジャーFマイナー♭4 (B♭, E♭, A♭, D♭)
D♭メジャーB♭マイナー♭5 (B♭, E♭, A♭, D♭, G♭)
G♭メジャーE♭マイナー♭6 (B♭, E♭, A♭, D♭, G♭, C♭)
C♭メジャーA♭マイナー♭7 (B♭, E♭, A♭, D♭, G♭, C♭, F♭)
平行調一覧

まとめ

以上が、子供にピアノを教える親御さん向けの長調と短調を見分けるためのガイドです。

長調と短調を理解することで、演奏の楽しさが倍増し、音楽理論の基礎も自然と身につきます。

お子さんと一緒に、楽しいピアノの時間を過ごしてくださいね!音

楽の世界はとても広くて奥深いですが、一歩ずつ進んでいけば、きっと素晴らしい演奏ができるようになります。頑張ってください!

ピアノを学ぶための基本的な知識やテクニックについてご紹介します。

子供たちがピアノを学ぶために役立つ、ピアノ以外の基礎知識について紹介します。

ソルフェージュの基本知識や練習方法についてご紹介します。

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