こんにちは!
このブログは、ピアノを始めたばかりのお子さんをサポートするために、親御さん向けに家庭でできる音楽学習のヒントやアドバイスをお届けしています。
子供たちにピアノを教える親御さん向けに、今日は音楽の幅をぐっと広げる「七和音」と「コード進行」についてお話しします。
七和音を理解することで、子供たちの演奏がより豊かになり、音楽の楽しさが倍増しますよ。さあ、音楽の新しい世界に一緒に飛び込みましょう!
七和音の基礎をしっかり学ぼう
七和音ってなに?
七和音、聞いたことがありますか?
これは基本的な三和音にさらにもう一つ音を加えたものです。
三和音が音楽の基礎なら、七和音はそのスパイス!このスパイスを使うと、音楽がぐっと豊かになり、いろいろな表情をつけられます。
七和音の定義とその基本構成
七和音は4つの音から成り立っていてセブンスコードと言います。
例えばCメジャーセブンス(CM7)はC(ド)、E(ミ)、G(ソ)、B(シ)の四つの音から構成されています。
このように、七和音は基本的な三和音(ド、ミ、ソ)に7番目の音(シ)を加えたものです。
メジャーセブンスとマイナーセブンスの違い
メジャーセブンスコードのポイント
メジャーセブンスコードはとても明るく、リラックスした響きが特徴です。
先ほどのCM7(ド、ミ、ソ、シ)はその代表的な例です。
子供たちにとっては、この響きが穏やかで心地よいので、まずはメジャーセブンスコードから始めるといいでしょう。
マイナーセブンスコードの特徴
一方、マイナーセブンスコードは少し切なさや寂しさを感じさせる響きです。
例えばAマイナーセブンス(Am7)はA(ラ)、C(ド)、E(ミ)、G(ソ)で構成されています。
これらの音を弾いてみると、ほんのり悲しい感じがしますよね。
これもまた、音楽に深みを与える大事な要素です。
代表的な七和音のコード
メジャー、ドミナント、マイナーセブンスコードの構成音と特徴
ここでは代表的な七和音を紹介します。
【長7の和音】メジャーセブンスコード (Mがつくもの)
構成:メジャートライアド(ド、ミ、ソ)の上にメジャー7度の音(シ)を加えた和音です。
特徴: 明るく、リラックスした響き。
具体例:CM7
構成音:C(ド)、E(ミ)、G(ソ)、B(シ)
【属7の和音】ドミナントセブンスコード (何もつかないもの)
構成:メジャートライアド(ド、ミ、ソ)の上にマイナー7度の音(シ♭)を加えた和音です。
特徴: 少し不安定な感じがして、次のコードに進みたくなる響き。解決感を求める音。
具体例:C7
構成音: C(ド)、E(ミ)、G(ソ)、B♭(シ♭)
【短7の和音】マイナーセブンスコード (mがつくもの)
構成:マイナートライアド(ド、ミ♭、ソ)の上にマイナー7度の音(シ♭)を加えた和音です。
特徴:切ない感じで、深みのある響き。
具体例:Cm7
構成音:C(ド)、E♭(ミ♭)、G(ソ)、B♭(シ♭)
長7度、短7度って…?の方はこちらのブログも見てみてください!
七和音を使った簡単なコード進行の紹介
コード進行って何?
コード進行というのは、音楽の中でどのコードをどの順番で使うかを決める「道筋」のことです。
例えば道を歩くときに「家」から「公園」に行って「お店」に寄ってまた「家」に帰る、というような順番がありますよね。
音楽のコード進行もこれと似ていて、曲の中でコードがどの順番で出てくるかが決まっています。
具体例:簡単なコード進行
例えば、Cメジャーキーという音のグループがあります。ここでは簡単なコード進行を紹介します:
C(C、E、G) – 明るくて安定感のある響き
Am7(A、C、E、G) – 少し切ない感じ
Dm7(D、F、A、C) – 柔らかく、落ち着いた響き
G7(G、B、D、F) – 次のコードに進みたくなる響き
このようなコードを使って、曲の中で順番に弾いていくことで、音楽が流れるようになります。
これがコード進行の一例です。音がどのように変化していくかを感じてみてください。
まとめ
七和音を使うことで、子供たちの演奏がより豊かで表現力のあるものになります。
メジャーセブンスコードやマイナーセブンスコードを理解し、基本的な構成音を覚えることで、さまざまな楽曲に応用できます。
コード進行についても少しずつ学びながら、音楽の道筋を理解していくことで、演奏の幅が広がります。
調のシリーズからは、さらに詳しく七和音や他のコードについて学ぶ予定ですので、楽しみにしていてくださいね!
親子で楽しく音楽の世界を広げていきましょう。
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