転調とはを簡単に!転調の種類と意味を親子で学ぼう

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こんにちは!

このブログは、ピアノを始めたばかりのお子さんをサポートするために、親御さん向けに家庭でできる音楽学習のヒントやアドバイスをお届けしています。

今日はピアノを学ぶお子さんを持つ親御さん向けに、「転調」について詳しくお話ししたいと思います。

おっぴー

元プログラマのおっぴーです。
年長のこどもがピアノコンクールで金賞を受賞しました。
家庭における親のピアノサポートに役立つノウハウを発信しています!

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転調の定義とその魅力

転調は音楽において非常に重要なテクニックの一つです。

転調とは曲の途中で調(キー)を変えることを指します。

簡単に言うと、曲の「ホームポジション」を移動させるようなものです。

例えば最初はCメジャーで始まった曲が途中でGメジャーに変わるといった具合です。

この変化は音楽に新しいエネルギーや感情を加えることができ、聴く人を引きつける力があります。

転調をうまく使うことで、曲に深みやバリエーションを持たせることができます。

音楽に深みを与える転調の効果

転調の魅力は何といってもその効果にあります。

同じメロディーでも、異なる調に移ることでまったく異なる印象を与えることができるのです。

例えばCメジャーの明るい雰囲気からGメジャーの力強い感じに変わると、曲全体に新しい生命が吹き込まれます。

転調はまた、物語の展開や感情の高まりを表現するためにも使われます。

映画音楽などでは感動的なシーンやクライマックスでよく転調が用いられ、視聴者の感情を一気に引き上げます。

こういった効果を知っていると、お子さんが演奏する曲にも新たな視点が加わり、より深い理解が得られるでしょう。

転調の基本原理を理解しよう

同主調、平行調、属調の解説

転調にはいくつかの種類がありますが、基本的なものとして「同主調」、「平行調」、「属調」、「下属調」があります。

同主調: 同じ主音を持ちながら、メジャーとマイナーの間で転調することです。例えば、CメジャーからCマイナーに転調する場合です。

Cmajor1
Cminor

Cメジャー(ハ長調)

Cマイナー(ハ短調)

平行調: 同じキーシグネチャ(調号)を共有するメジャーとマイナーの間で転調することです。例えば、CメジャーからAマイナーに転調する場合です。

Cmajor2
Aminor

Cメジャー(ハ長調)

Aマイナー(イ短調)

属調: 主音(トニック)から属音(ドミナント)を主音とする調に転調することです。例えば、CメジャーからGメジャーに転調する場合です。シャープが1つ増えるか、フラットが1つ減ります。

Cmajor3
Gmajor

Cメジャー(ハ長調)

Gメジャー(ト長調)

下属調: 主音(トニック)から下属音(サブドミナント)を主音とする調に転調することです。例えば、CメジャーからFメジャーへの転調です。シャープが1つ減るか、フラットが1つ増えます。

Cmajor4
Fmajor

Cメジャー(ハ長調)

Fメジャー(ヘ長調)

CメジャーからGメジャーへの転調の例

具体的な例を見てみましょう。

CメジャーからGメジャーへの転調は、非常に一般的で初心者にも分かりやすい例です。

CメジャーのスケールはC-D-E-F-G-A-B-Cですが、GメジャーのスケールはG-A-B-C-D-E-F#-Gです。

この転調では、FがF#に変わる点がポイントです。

ピアノでこの転調を試してみると、最初はCメジャーのコード進行を弾き、次にGメジャーのコード進行に移ることでその違いを感じることができます。

このシンプルな転調でも、曲全体に新しいエネルギーを与えることができるのです。

ピアノで転調を体験しよう

簡単な転調の練習方法

転調の練習方法として、まずは簡単な曲を選び、同じメロディーを異なる調で演奏してみましょう。

例えば「キラキラ星」をCメジャーで弾いた後にGメジャーで弾いてみると、転調の感覚がつかみやすいです。

次に転調を含む曲を選び、実際にその転調部分を練習します。

例えばベートーベンの「エリーゼのために」は途中で転調があり、これを練習することで転調の技術を身につけることができます。

転調で曲がどう変わるか感じよう

実際に転調を経験することで、曲がどのように変わるかを体感しましょう。

例えば前述の「キラキラ星」をCメジャーからGメジャーに転調すると、曲の雰囲気が明るく力強く変わることが感じられます。

Cメジャーのきらきら星:

Twinkle Twinkle Star_Cmajor

Gメジャーのきらきら星:

Twinkle Twinkle Star_Gmajor

また親子で一緒に転調の練習を行うことで、お子さんの理解も深まります。

ピアノでの転調練習は、音楽の楽しさを実感する良い機会となります。

子供の音楽学習と転調の関係

転調の技術を学ぶことで得られるもの

転調の技術を学ぶことで、お子さんは音楽の構造や理論に対する理解が深まります。

転調は単なる技術ではなく、音楽をより豊かにし表現の幅を広げるための重要な要素です。

また転調を通じてお子さんは異なる調のスケールやコード進行に慣れ、ピアノの演奏技術も向上します。

これは、将来的により複雑な曲を演奏する際にも役立つはずです。

下記の動画は、ピアニスト角野隼人さんのHappy Birthday to Everyone 12の調によるバースデー変奏曲です。

アレンジがとてもかっこよく、転調による曲調の変化を気持ちよく感じる事ができます。

自由自在に音楽を奏でる事ができたら、どれだけ素敵でしょうか。

まとめ

音楽知識を深めることは、お子さんの自己実現にもつながります。

転調を含む様々な音楽理論を学ぶことで、お子さんは自分自身の音楽的な目標を達成するための基盤を築くことができます。

転調をマスターすることで音楽の世界がさらに広がり、より豊かな表現力を身につけることができるでしょう。

お子さんと一緒に転調の練習を楽しんでみてくださいね。

ピアノを学ぶための基本的な知識やテクニックについてご紹介します。

子供たちがピアノを学ぶために役立つ、ピアノ以外の基礎知識について紹介します。

ソルフェージュの基本知識や練習方法についてご紹介します。

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