こんにちは!
このブログは、ピアノを始めたばかりのお子さんをサポートするために、親御さん向けに家庭でできる音楽学習のヒントやアドバイスをお届けしています。
ピアノを習い始めたお子さんを持つお父さんお母さん、今日は「三和音(トライアド)」について一緒に学びましょう。
ピアノの基礎として重要な三和音を理解し、楽しく演奏できるようになるためのガイドをお届けします。
この記事では、三和音の基本構成、メジャーコードとマイナーコードの違い、代表的な三和音の紹介、そして実際にピアノで演奏する方法を詳しく解説します。
お子さんと一緒に楽しく学びましょう!
三和音とは?ピアノ初心者向けガイド
三和音の基本構成と定義
三和音とは、その名の通り3つの音から成り立つ和音のことです。
音楽の基礎であり、多くの曲で使われています。
ピアノを弾く上で重要なスキルの一つなので、しっかりと理解しておきましょう。
三和音を構成する3つの音
三和音は主音(1度)、第3音(3度)、第5音(5度)の3つの音から構成されます。
音程(度数)の数え方は以下のブログを参考にしてください。
例えばCメジャーコードの場合、主音はC(ド)、第3音はE(ミ)、第5音はG(ソ)です。
音名については以下のブログを参考にしてください。
この3つの音を同時に鳴らすことで、豊かで美しいハーモニーが生まれます。
メジャーコードとマイナーコードの違い
明るいメジャーコード vs 暗いマイナーコード
次にメジャーコードとマイナーコードの違いについて説明します。
メジャーコードは明るくて元気な音色を持ち、マイナーコードは少し暗くて哀愁を帯びた音色を持ちます。
具体的な違いは第3音の高さにあります。
メジャーコードの第3音は主音から4半音(全音2つ分)上がった音ですが、マイナーコードの第3音は主音から3半音(全音1つ半分)上がった音です。
例えばCメジャーコード(C, E, G)とCマイナーコード(C, E♭, G)を比べてみましょう。
Cメジャーコードは明るい響きがありますが、Cマイナーコードはどこか切ない響きがします。
お子さんと一緒にこの違いを聴き比べてみるのも楽しいですね!
代表的な三和音を知ろう
Cメジャー、Gメジャー、Aマイナーの構成音と特徴
ここでは、代表的な三和音であるCメジャー、Gメジャー、Aマイナーについて詳しく見ていきます。
Cメジャーコード(C, E, G)
Cメジャーコードは、ピアノ初心者にとって最も基本的な和音の一つです。C(ド)、E(ミ)、G(ソ)の3つの音から構成されており、明るく安定した音色を持ちます。
Gメジャーコード(G, B, D)
Gメジャーコードは、G(ソ)、B(シ)、D(レ)の3つの音から構成されます。こちらも明るく、力強い響きを持つ和音です。Cメジャーコードと組み合わせると、様々な曲で使えるので覚えておきましょう。
Aマイナーコード(A, C, E)
Aマイナーコードは、A(ラ)、C(ド)、E(ミ)の3つの音から構成されます。こちらは少し切ない、哀愁漂う音色を持つ和音です。メジャーコードと対比して学ぶと、音楽の幅が広がります。
メジャーコード一覧
コード | 構成音 |
---|---|
C | C, E, G |
C# | C#, E#, G# |
D | D, F#, A |
D# | D#, F##, A# |
E | E, G#, B |
F | F, A, C |
F# | F#, A#, C# |
G | G, B, D |
G# | G#, B#, D# |
A | A, C#, E |
A# | A#, C##, E# |
B | B, D#, F# |
マイナーコード一覧
音名のアルファベットの横に小文字の「m」がつくと、マイナーコードという意味です。
コード | 構成音 |
---|---|
Cm | C, E♭, G |
C#m | C#, E, G# |
Dm | D, F, A |
D#m | D#, F#, A# |
Em | E, G, B |
Fm | F, A♭, C |
F#m | F#, A, C# |
Gm | G, B♭, D |
G#m | G#, B, D# |
Am | A, C, E |
A#m | A#, C#, E# |
Bm | B, D, F# |
ピアノでの三和音の演奏方法
初心者向け!三和音の簡単な押さえ方
さて三和音の構成と種類がわかったところで、実際にピアノで弾いてみましょう。
まずはCメジャーコードから始めます。
- Cメジャーコードの押さえ方
- 右手の親指でC(ド)
- 右手の中指でE(ミ)
- 右手の小指でG(ソ)
- Gメジャーコードの押さえ方
- 右手の親指でG(ソ)
- 右手の中指でB(シ)
- 右手の小指でD(レ)
- Aマイナーコードの押さえ方
- 右手の親指でA(ラ)
- 右手の中指でC(ド)
- 右手の小指でE(ミ)
これらのコードを順番に押さえてみましょう。
お子さんの指の力がまだ十分でない場合は、一度に押さえるのが難しいかもしれません。
その場合は、最初は主音と第5音の2つだけを押さえて練習してみても良いでしょう。
楽しく練習!三和音の練習フレーズ
簡単で楽しい!三和音を使った練習曲
最後に、三和音を使った簡単な練習フレーズをいくつか紹介します。
これらのフレーズを練習することで、お子さんが自然と三和音に慣れていくことができます。
右手と左手両方弾いてみましょう。
- CメジャーとGメジャーを交互に弾く
- Cメジャーコード(C, E, G)を1回弾く
- Gメジャーコード(G, B, D)を1回弾く
- これを繰り返す
- AマイナーとCメジャーの組み合わせ
- Aマイナーコード(A, C, E)を1回弾く
- Cメジャーコード(C, E, G)を1回弾く
- これを繰り返す
- 簡単なメロディに合わせて三和音を弾く
これらの練習フレーズを使って、お子さんと一緒に楽しく練習してみてください。
最初はゆっくりで大丈夫です。
初めてピアノの指の練習をする人は、和音の練習も含まれるバーナムミニブックおすすめです。
少しずつテンポを上げていき、お子さんが自信を持って弾けるようになるのをサポートしましょう。
まとめ
三和音(トライアド)はピアノ演奏の基礎であり、多くの楽曲に使われる重要な要素です。
三和音は主音、第3音、第5音の3つの音から構成され、その音の組み合わせによってメジャーコードやマイナーコードが形成されます。
メジャーコードは明るく元気な響き、マイナーコードは少し暗く哀愁のある響きを持ちます。
お子さんと一緒に練習する際には、簡単な練習フレーズを使って楽しく学ぶことがポイントです。
メジャーコードやマイナーコードの一覧表も活用しながら、お子さんが楽しくピアノを練習できる環境を作ってあげてください。
三和音をマスターすることで、ピアノ演奏の幅が広がり、音楽の楽しさと達成感をより一層感じられるようになるでしょう。
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