転調のやり方をわかりやすい曲で種類別に解説!具体例を交えて

sol_change tone practice ソルフェージュ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!

このブログは、ピアノを始めたばかりのお子さんをサポートするために、親御さん向けに家庭でできる音楽学習のヒントやアドバイスをお届けしています。

今回はもう少し実践をしてみましょう!

転調は曲の中でキーが変わることを指し、曲にドラマチックな変化をもたらします。

この記事では「ちょうちょ」と「かえるの合唱」を使って、転調の具体例を紹介します。

さあ、一緒に音楽の旅に出発しましょう!

おっぴー

元プログラマのおっぴーです。
年長のこどもがピアノコンクールで金賞を受賞しました。
家庭における親のピアノサポートに役立つノウハウを発信しています!

フォローする

実際の楽曲での転調を体感しよう

「ちょうちょ」で学ぶ同主調転調の魅力

まずは「ちょうちょ」を使って同主調転調を学びます。

同主調転調は、同じ主音を持ちながらメジャーとマイナーの間で転調することです。

この曲はドレミファソだけで弾けるので、小さなお子さんでも転調を感じる事ができます。

「ちょうちょ」は通常Cメジャーで演奏しますが、同主調に転調したものと弾き比べてみましょう。

明らかに違う状況でちょうちょが飛んでいる姿が想像できます。

また余裕があれば、実際に自分で転調して楽譜に書いてみてください。

どれみうさぎ
どれみうさぎ

難しい内容なので、可愛いノートで気分を上げよう!

実際に同主調転調してみよう!

まずは普段演奏されるちょうちょの楽譜です。

ちょうちょのCメジャー(原曲)

chocho_CM

実際に弾いてみると、明るく爽やかな日にヒラヒラと優雅に舞うちょうちょが目に浮かびますね!

次に同主調転調してみましょう。転調する方法の一例をご紹介します。

1.原曲の調と主音を確認する。
 「ちょうちょ」の場合、調号がない長調なので原曲はCメジャーです。

 ・原曲の調: Cメジャー
 ・主音: C(ド)

2.同主調の確認
 同主調は、主音が同じで長調(メジャー)から短調(マイナー)に変わることを指します。「ちょうちょ」の場合、主音がC(ド)なので同主調はCマイナーです。

 ・転調先の調: Cマイナー

3. 同主調の音階を確認する。
 Cマイナーの調号は♭が3つ付きます。

・Cマイナーの音階: C(ド)、D(レ)、E♭(ミ♭)、F(ファ)、G(ソ)、A♭(ラ♭)、B♭(シ♭)、C(ド)

4.実際に楽譜に書いてみる
 実際にCメジャーの「ちょうちょ」をCマイナーに転調してみます。原曲のメロディをCマイナーの音階に合わせて書き換え、もしくは直接弾いてみます。

Cマイナーに転調した楽譜も載せておきます。

ちょうちょ(Cマイナー):

chocho_Cm

同主調は調号を記載するだけで転調できます。

おっぴー
おっぴー

ちょうちょに関しては「ドレミファソ」しか使わないので、実際はミが♭になるだけですね!

実際に弾いてみましょう。なんだか雨が降る中ションボリ飛んでいるちょうちょが想像できます。

同じ曲でも、転調する事で全く違う様子が表現できます。

これが転調の魅力です!

子どもたちにとって、いつも聞いている曲が少し違った雰囲気になるので新しい発見があって楽しいはずです。

「かえるの合唱」で感じる平行調転調の効果

次に「かえるの合唱」を使って平行調転調の効果を感じてみましょう。

平行調転調は、同じ調号を共有するメジャーとマイナーの間で転調することです。

「かえるの合唱」は通常Cメジャーで演奏されますが、平行調転調してみましょう。

こちらもメジャーとマイナーが入れ替わるので、楽しい合唱からもの悲しい合唱になるでしょう。

実際に平行調転調してみよう!

まずはC(ド)を主音とした、かえるの合唱の楽譜です。

かえるの合唱のCメジャー(原曲)

kaeru_CM

恵みの雨が降ってきそうな、嬉しそうなかえるの合唱が聞こえそうです。

次に平行調転調してみましょう。転調する方法の一例をご紹介します。

1.原曲の調と主音を確認する。
 事前に示した「かえるの合唱」の場合、調号がない長調なので原曲はCメジャーです。

 ・原曲の調: Cメジャー
 ・主音: C(ド)

2.平行調の確認
 平行調は、同じ調号で長調(メジャー)から短調(マイナー)に変わることを指します。メジャー主音から3音下げるとマイナーの主音になります。「かえるの合唱」の場合、調号なしなので平行調はAマイナーです。

 ・転調先の調: Aマイナー

3. 平行調の音階を確認する。
 Aマイナーの調号はCメジャーと同じ調号なしです。

・Aマイナーの音階: A(ラ)、B(シ)、C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)

4.実際に楽譜に書いてみる
 実際にCメジャーの「かえるの合唱」をAマイナーに転調してみます。原曲のメロディをAマイナーの音階に合わせて書き換え、もしくは直接弾いてみます。(3音ずつ音を下げて記載してます。)

かえるの合唱(Aマイナー):

kaeru_Am

実際に弾いてみましょう。

何だか恐ろしい大雨が降ってきそうな、不気味な予感のする合唱が聞こえてきます。

転調することで、曲がまるで別の世界に飛び込んだかのように感じられます。

これも子どもたちにとっては面白い体験となります。

転調によって曲のエネルギーが変わり、よりドラマチックに感じられるでしょう。

転調が楽曲に与える効果

転調が曲のドラマチックな展開を作り出す

転調は曲の中でとても重要な役割を果たします。

転調があることで、曲はよりドラマチックで魅力的になります。

例えば「キラキラ星」のようなシンプルな曲でも、転調することで曲の雰囲気がガラリと変わります。

これはまるでお話の中で新しい冒険が始まるようなものです。

曲の雰囲気が変わる瞬間を体験しよう

転調が曲の雰囲気をどれだけ変えるかを実感するために、子どもたちと一緒に実際に弾いてみましょう。

最初に原曲を弾き、その後で転調したバージョンを弾いてみます。

これにより、転調がどれほどのインパクトを与えるかを体感できます。

慣れてきたら曲の途中で転調してみたりと自分なりのアレンジが出来る様になると、楽しみが増えますね!

※曲には著作権があります。著作権に気を付けながら楽しみましょう😊

夏の自由研究にも!

音楽が好きなお子さんは、自由研究に転調をしてみてはいかがですか?

なかなか小学校で転調まで習う学校はないのではないでしょうか。

著作権フリーの皆が知っている曲で、ガラッと異なる雰囲気の転調を発表するととても面白いと思います😊

五線譜の無料ダウンロードはこちらをご参考に。

音楽学習で自己実現の可能性を広げる

音楽教育の目標は、ただ技術を習得することだけではありません。

子どもたちが楽しみながら学び、自己成長を感じることが大切です。

転調の練習を取り入れることで子どもたちは新しい挑戦を楽しみ、音楽の幅広さと奥深さを学びます。

親御さんとしては、子どもたちが楽しんで学べるようにサポートすることが大切です。

例えば一緒に弾いてみたり、音楽について話し合ったりすることで、子どもたちの興味を引き出し、学びの意欲を高めることができます。

まとめ

転調は音楽においてとても魅力的な要素です。

子どもたちと一緒に「ちょうちょ」や「かえるの合唱」を使って転調を学び、実践することで、音楽の楽しさを体感しましょう。

ただ音楽には著作権が伴います。著作権フリーの楽曲で楽しむ様にしましょう!

転調の練習は子どもたちの音楽理解を深め、自己表現の幅を広げる素晴らしい方法です。

これからも音楽を通じて、子どもたちと一緒に楽しい学びの時間を過ごしていきましょう。

この記事を参考にして、子どもたちとのピアノの時間をさらに充実しますように。

ピアノを学ぶための基本的な知識やテクニックについてご紹介します。

子供たちがピアノを学ぶために役立つ、ピアノ以外の基礎知識について紹介します。

ソルフェージュの基本知識や練習方法についてご紹介します。

–PR–

軽量・コンパクトなロールアップピアノで、旅行先でも自宅でも音楽を楽しもう!初心者やお子様の学習にも最適。今すぐチェックして、音楽のある生活を始めましょう!

当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介、適格販売により収入を得ています。

ソルフェージュ
フォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました